テスト駆動開発 読書会 2022.3.25の様子

2022年3月下旬に開催したテスト駆動開発の読書会第5回目の様子についてお話しします。

 

今回は第8章「実装を隠す」〜第9章「歩幅の調整」の内容を読みながらコードを書いていく作業を行ったのですが、パートナーを組んでチーム分けをするのではなく、全員一眼となって協力して解読していくスタイルを導入しました。

【TDD読書会ルール】言語 → PHP
進め方 → 全員でプログラミング
開発環境 → AWS Cloud9

 

上記により、参加するにあたって下記ルールを設けました。

1. コードを書く人を交代制とし、同時にメインでアドバイスする人も随時交代していく形を取る。
2. 他のメンバーも、指摘事項があればアドバイスを出す。
3. 交代の頻度としては10分間、もしくはキリの良い所まで。

書籍の進め方については従来通り、文章を読みながらJAVAで書かれたコードをPHPに置き換えていく事で理解を深めていきます。

↑ ローテーションでコードを書く人、アドバイスする人を交代

 

↑ 各章の終わりにレビューを実施

 

順調に読書・コーディングは進み、無事9章までを終わらせる事が出来ましたが、他のメンバー全員に見守られながらコードを書いていくのは適度な緊張感がありました。それはアドバイスを出す側に立っても変わる事は無く、頭をフル回転して解決策を調べてコーダー担当に教えてあげたりと、意外と気が休まらないと感じたのも事実です。
何よりルールを明確に決めておいたおかげで、全く意見を出せずに終わるメンバーが出る事は無く、本当に「全員参加」の読書会に仕上げられたのはとても良かったと今でも思います。

しかし、全員参加のデメリットとしては、やはり完成したコードが1種類だけになる事と、どうしても手が空いてしまうメンバーが出てきてしまう事です。
以前の勉強会では2人または3人チームで別個にコードを書いて進めていくスタンスを取っていた為、結果は同じといえど、色んなコードの書き方を拝見出来るメリットもあり、役割分担も常に明確で手空きになるという事も極めて起こりにくかったのも事実です。

そういう意味では、まだまだ色んな勉強の進め方を取り入れていき、読書会のレベルを上げていく必要があると感じます。